外面がよい母が勝手に外壁をリフォーム

私の母は外面がよいです。というより良い人に思われたい人です。

宅配の人に缶コーヒーを渡したり、家の中は汚いのに庭の草むしりは欠かしません。

そして築20年になった先日、住宅メーカーの方がやってこられて外壁塗装を勧められたそうです。

私は家の壁なんて全く気になりませんし、庭が草ぼうぼうで荒地でも平気です。

ですが家の中はピカピカで気持ちよく住みたい派です。

なので壁にお金をかけるなら室内をきれいにしてほしいと訴えました。

が、やはり聞き入れてもらえず外壁リフォームはあれよあれよという間に決定しました。

私の耳に入ると怒られると思ったのか、私が不在のときに打ち合わせをしたらしいです。

なんだかコーティングをしてもらうとか、色は二色にしてもらうとか決定した後はうきうきしていました。

そして工事が始まる一週間前、母は玄関の段差で転倒して全治三ヶ月の入院生活になりました。

いつも工事の方にはお茶とお菓子を毎日欠かさず出していた母ですが、私は一切ノータッチを決めました。むしろ居留守を使っておりました。

あんなに楽しみにしていた美しく生まれ変わった我が家の外壁ですが、入院先で写真でしか見られない母はさすがにかわいそうで、「やっぱり壁が生まれ変わったら全然ちがうね!すごく綺麗だし気持ちいいね!」とべた褒めしました。

母も出来上がりにとっても満足だったようで、お医者さんもびっくりの回復力をみせて一ヶ月で退院できました。二年たった今でも、リフォームした壁が自慢のようなので、思い切って200万かけて綺麗にしてよかったです。